鹿嶋市への移住体験談

鹿嶋市に移住してわかったこと、浄化槽編

最終更新日 2018年04月10日

下水道の普及率が低い

購入した物件は、下水道が整備されておらず、浄化槽が設置されています。

公益社団法人 日本下水道協会 によると、鹿嶋市の下水道普及率は、平成26年度末で49.4%だそうで、下水道の普及率が低いようです。

浄化槽でも不便を感じない

浄化槽は、微生物の働きで汚水を処理しますので、それ故気をつけなければならないことがありますが、下水道を利用する場合とあまり変わりません。

台所から油分を流すと微生物が死滅するので、できるだけ油分を流さないようにしなければなりませんが、下水道であっても下水管だけでなく排水管が詰まる原因となりますので、油分には気をつける必要があります。

例えば、使用済みの天ぷら油は固形化して燃えるゴミとして捨てる、食器に大量の油が付いているなら、キッチンペーパー等で吸わせてから洗う等です。

強酸性、または強アルカリ性の洗剤を使うと、微生物が死滅するので、使わないようにする必要があります。弱酸性か弱アルカリ性洗剤、または中性洗剤を使う必要があります。

下水道でも、下水処理場において微生物で汚水を処理しているなら、強酸性、または強アルカリ性の洗剤を使わない方が良いと思いますが、家庭から出る下水量は小さいので、下水道では特に気にする必要はないと思います。

トイレでは、浄化槽内で詰まりが発生しないようトイレットペーパーを使用し、ティッシュペーパー等の水に溶けない物は流さないようにする必要がありますが、下水道でも同じことだと思います。

浄化槽には、微生物に酸素を送るための装置ブロアーがありますが、電源を切らないようにする必要があります。ブレーカーを落とさないようにすれば電源は切れませんが、何らかの異常が発生して電源が入っていない状態になってしまう可能性がありますので、定期的に点検が必要です。

浄化槽の周辺に根が伸びる植物を植えると、浄化槽の破損につながる恐れがありますので、植えてはいけません。

以上が、浄化槽使用上の注意となりますが、下水道使用と比べて特別大変なことではないと思います。下水道ではなく浄化槽でも、不便を感じません。

維持費

浄化槽では、維持費(検査、清掃費用)がかかります。鹿嶋市で下水道を利用する場合と大きく変わらないようですが(地域によって浄化槽の維持費、下水道料金は異なり、どちらが高いか安いか一概には言えません。)、年間約13,000円かかるそうです。

鹿嶋市に移住する前は、東京都のベッドタウンに住んでいましたが、そこでの下水道料金よりも年間で数千円安いです。

もしかしたら浄化槽の修理の必要が生じたら、追加で費用がかかるかもしれません。まだ鹿嶋市に住み始めてから1年も経っていませんので、どうなるかわかりませんが、浄化槽の維持費について何か新しいことがわかったら記載したいと思います。